on 6月 19th, 2013モバイルサイトとモバイルアプリ、どちらを選択すべきか

 

自社のサービスを展開する上で、モバイルデバイスをどう使うか?というのは、最も重要な検討事項の一つではないでしょうか。いまや、モバイル戦略を考え、実行していくことは企業にとって非常に重要です。御社はオンライン上での強い存在感を十分に持てているでしょうか。

 

インターネット調査会社のコムスコアによれば米国の55%以上の人はスマートフォンを所有しています。日本でも、スマートフォンの所有率は右肩上がりで伸びています。これは顧客とスマートフォン上で関わりあう手段、つまりコンタクトポイントを持つべきであるということを意味しています。モバイル戦略をどう考えていくか、その方法について本稿では、いくつかの示唆を示したいと思います。

まず、企業がモバイル事業に踏み込むという大きな決断をしたとき、予算や運用、そして戦略的な懸念が出てきます。しかし最も重要なことは、ユーザーにどんなモバイル体験をしてほしいかという観点です。

 

例えば、米国で最もメジャーなレシピサイト「AllRecipes.com」はユーザーがレシピを簡単にウェブサイトに載せるためのサービスを展開しており、多くのレシピがウェブで公開されています。もちろんそのレシピはモバイルサイトでもウェブサイト同様に公開されています。しかしAllrecipe.comをチェックしているユーザーは、実際に料理をする際には、モバイルサイトでレシピを読まずに食事を作ろうとすることが分かっていました。単にウェブサイトをモバイル用に変換表示しただけのサイトは、ユーザーが見てくれないことがわかりました。これを踏まえてAllrecipe.comは買い物リストや直観的なレシピファインダーなどモバイル独自の機能を組み込んだDinner Spinnerというアプリを開発しました。

 

これは本来のAllRecipi.comをアピールするために考えられた、モバイルに適したコンテンツサービスです。

 

この例では、モバイルならではのコンテンツ体験をアプリという形でユーザーに提供し、既存のAllRecipes.comのサービスをアピールする方法として最良の選択となりました。アプリはモバイル特有のユーザー体験を提供しエンゲージメントを築くのにはとてもいい方法なのです。さらに、アプリによって得られる利点は他にもあります。

 

アプリによって得られる11の利点

 

1.素晴らしいビジュアル

モバイルサイトでは、グラフィックや通信範囲はブラウザの技術によって制限されてしまいます。

しかし、モバイルアプリはOSの優れたグラフィック機能を使用できるため、素晴らしいビジュアルでコンテンツを表現できます。

 

2.その他のアプリの特徴

モバイルサイトはブラウザによって機能が限られてしまいますが、モバイルアプリはカメラやマイク、GPSなどのモバイルデバイス特有の様々な機能をユーザーに提供できます。

 

3.インターネット接続が必須ではない

モバイルサイトは常にWi-Fi、4G LTE,3Gなどのインターネット接続が必要ですが、アプリはほとんどの場合オフラインでも使用できます。

 

4.画面のレスポンススピード

アプリはモバイルサイトよりも断然操作レスポンスが早く、サクサク操作できます。

 

5.デバイスへの最適化

アプリはモバイルデバイス向けに特別に設計され、最適化されています。一方モバイルサイトは、もともとPCの技術をモバイルに転用しているので、技術上の制限がまだ残っています。

 

6.ナビゲーションの多様さ

モバイルサイトのナビゲーションはおもしろみがないのに比べ、アプリではインタラクティブなUIでナビゲーションしてくれます。

 

7.収益化のしやすさ

モバイルサイトよりアプリの方が収益化することははるかに簡単です。ウェブサイトで提供しているコンテンツをモバイル上で提供してもユーザーからの収益を得るには、新たな価値を提供しなければなりません。アプリは無料のウェブサイトと異なる体験として新たな価値をユーザーに提供できる方法です。無料アプリを提供したとしても、アプリ内課金や広告収入によって収益化は可能です。

8.ユーザーはモバイルサイトよりアプリの方を好む

最近のCompuwareの研究では、ユーザーの85%はモバイルサイトよりアプリの方を好んで使っていると回答しています。一般的な理由としては便利さや速さ、参照のしやすさなどが理由としてあげられます。

 

9.よりよいユーザー体験

アプリにはウェブサイトと比べ、よりよいユーザー体験を作り出せるという強みがあります。頻繁にアプリを使うユーザーには特によい体験になります。

 

10.ユーザーの接触時間を増やす

ユーザーが好きなアプリは、ウェブサイトより頻繁に、そしてより長く使用されます。ユーザーがコンテンツに接触する時間を増やすためには、アプリが十分な価値を持っている必要があります。

 

11.強力なエンゲージメント

モバイル向けにサービス展開する際に、モバイルサイトを作ることはいいスタートになりますが、それはその時だけです。モバイルサイトのエンゲージはウェブサイトに比べ低くユーザーが実際にどのようにモバイルサイトを使っているか明確にしづらいです。それに比べ、アプリはモバイルサイトに比べエンゲージが高く、ユーザーが実際どのようにモバイル向けのコンテンツに触れているかということを明確にできるよいプラットフォームです。

 

 

モバイルサイトvsモバイルアプリ

Presentied by Localytics

 

 

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本稿は、 App Design VaultのファウンダーであるTope Abayomi氏がUSのLocalyticsブログに寄稿した内容を翻訳し、若干の加筆・修正をしております。

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on 2月 13th, 2013Localyticsがハイブリッドアプリの計測に対応

 

 

 

モバイル業界では、昨今「ハイブリッドアプリ」と呼ばれる開発手法が話題になっています。

米Gartner社によると、2016年には、企業向けモバイルアプリの半分がWebとネイティブのハイブリッドアプリになる、との予測もあり、アシアル株式会社のMonaka beta版といった日本発のハイブリッドアプリ開発環境も登場しています。

 

これはアプリ開発者にとっては、開発の幅が広がり、開発負荷を下げるチャンスです。ただアプリ解析にとっては、web(HTML5、JavaScript)とネイティブ(Objective-C、Java)の異なる言語が同居するハイブリッドアプリでは、web部分とネイティブ部分の一貫した計測が難しいと思われています。

今回のエントリーでは、一見困難に思われるハイブリッドアプリの解析に対応したLocalyticsの実装方法と、サンプルコードをご紹介します。

 

 

Localyticsでハイブリッドアプリを計測する方法

Localyticsでは、ネイティブアプリHTML5のアプリ向けそれぞれにSDKを提供しています。

では、ハイブリッドアプリに、どのように実装するべきでしょうか?もしネイティブとHTML5のSDKを両方実装すれば良いと考えているとしたら、それは大きな間違いです。

その理由としてはまず、2つのSDKを使った場合、2種類のデータの集合が生成されるために、ユーザーのダブルカウントが発生し、さらにそれぞれのデータが切り別れてしまいます。これにより、データが水増しされるだけでなく、ファネル分析のような行動遷移のレポート機能において、Webとアプリをまたぐレポートが抽出できなくなります。

 

 

最適なLocalyticsの実装方法

詳しい実装方法についてはLocalyticsJPのSlideShareで公開しています。

以下URLからご確認ください。

http://www.slideshare.net/LocalyticsJP/localytics-16497239

 

 

 

月額9,800円!Localyticsで始めるアプリ解析はこちらから

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on 10月 16th, 2012クロスプラットフォーム対応を強化、Webアプリとデスクトップアプリの分析に対応

 

Localyticsはこの度、Microsoft社のWindows8のアプリ解析と、HTML5ベースのWebアプリの解析に対応いたしました。今回の追加により、既に対応しているiOS、Android、WindowsPhone7やBlackberryのアプリ解析に続いて、Localyticsはさらに広範にOSのアプリ解析をサポートすることが可能になりました。

Localyticsでは、Webサイト上で、これらの解析を可能にするためのJavaScriptライブラリを公開しています。

 

「Windows8は、OSを横断するプラットフォームとして、非常に期待しています。」LocalyticsのCEOであるRajAggarwalはこのように述べています。「私たちのミッションは、より多くの開発者に最高の分析サービスを届けることです。その意味で、スマートフォンタブレット端末に加えて、デスクトップ上でも動作するWindows 8の分析ができるようになったことは、非常に価値のあることだといえるでしょう。」

 

Windows8では、WindowsPhone7のメトロUIの要素を継承し、より直感的な操作感とモバイル端末に近いインタラクション性をあらゆるデバイスに展開することができます。開発者はこのクロスプラットフォームを利用することで、スマートフォンユーザー向けはもちろん、「Surface」のタブレットや、既に市場が確立されているWindows8が搭載されているPC上でも動作するアプリを開発する事ができます。2012年6月のVisionMobileの調査によると、開発者の57%がモバイル·プラットフォームとしてWindowsを採用することを計画しています。

 

また日本市場においては、プラットフォーム側の制限に縛られずに収益を得る環境として、HTML5を使い、Webブラウザから利用できるようにする手法が着目されています。ネイティブアプリではなく、Webベースで開発されたアプリが解析できるようになることも、モバイルアプリ市場の発展を見据えたうえで画期的なことだといえるでしょう。

 

Localyticsが今回Windows8とHTML5のWebアプリをサポート対象に加えたことで、開発者はプラットフォーム横断で、アプリのパフォーマンスを改善し、エンゲージメントを強化するための分析基盤を手に入れることができるようになりました。

例えばデスクトップ、タブレット、スマートフォンそれぞれの利用環境ごとにセグメント分析を行うことで、出版社はより収益性の高いアプリや、アプリ事業の成功を掴む洞察をLocalyticsから手に入れることができるようになるでしょう。

 

 

Windows8とHTML5のライブラリはこちらから。

 

・Windows8クイックスタート
http://www.localytics.jp/guide/introduction/windows8.html

・HTML5クイックスタート
http://www.localytics.jp/guide/introduction/html5.html

 

 

on 9月 11th, 2012iOS6対応ライブラリをリリース!

Localyticsはこの度、間もなくリリースされるApple社のiOS6に合わせて、iOS向けのライブラリの更新版をリリースいたしました。

 

現在iOSアプリに対してLocalyticsをご利用の全てのお客様は、ライブラリを最新バージョンに更新して、再度AppStoreの認証を受けることを推奨します。以前のバージョンのLocalyticsiOSライブラリを組み込んだままアプリを申請しても、iOS6にアップデートされた端末に対する互換性はありますが、次回アプリを更新する際に、必ず新しいバージョンのSDKにアップデートを行って頂くようお願いいたします。

 

今回のライブラリバージョンから、LocalyticsはiPhoneおよびiPadにおけるユニークユーザ数やリテンション率の計測、またはその他のレポートの識別において、iOS6からAppleが新たに提供するidentifierForAdvertisingを利用することになります。iOS6以降でUnique Device Identifier (UDID)に接続されることはありません。なおこの変更によって、現存するアプリ利用者が端末をiOS6にアップデートした際に、Localyticsが「新規ユーザ」として検出することはありません。

 

過去の2.xバージョンのSDKからアップデートするための作業は、プロジェクト内に組み込まれているLocalyticsのソースファイルを、新しいSDKに差し替えるだけで完了します。詳細は、iOS6向けのLocalyticsライブラリの導入ガイドを参照ください。

 

 

 

on 8月 7th, 2012新機能リリースのお知らせ:アノテーション機能、ベンチマークを追加!

8月からLocalyticsに2つの新しい機能が加わりました。今回は新しい機能と、その使い方をご紹介します。

 

アノテーション機能

日別レポートのグラフの中にコメントを残すことができる機能です。アプリのバージョンアップがあった時期、広告キャンペーンを実施した時期など、数値に大きな変化があった時点に記録を残しておくと便利です。記録したメモは日本語入力にも対応しており、すべての日別レポートで見ることができます。

 

 

 

アノテーション機能を利用するには、日別レポートのグラフ左下の吹き出しをクリックし利用ください。この機能はすべてのお客様が利用可能です。

 

 

ベンチマーク

各アプリのダッシュボードでベンチマークを見られるようになりました。ここではアプリの主要指標であるセッション数、ユーザー数、新規ユーザー数、平均滞在時間のトレンドを、Localyticsで計測する同じアプリカテゴリの平均、全カテゴリの平均と比べることができます。同じアプリカテゴリのトレンドと比較して、自社のアプリはどう推移しているのかがわかります。

 

 

 

 

ベンチマークはエンタープライズプランのお客様のみご利用頂ける機能となっています。

 

今回追加された機能は、ご自身のアカウント、もしくはデモ画面からもご覧いただけます。

Localyticsの画面デモはこちら

http://www.localytics.jp/demo/


on 7月 31st, 2012モバイルアプリの継続利用率が改善―iOSがAndroidを圧倒

 

拡大を続ける世界のアプリマーケットで、今アプリ開発者の関心が、アプリのダウンロード数に着目するモデルから、アプリユーザの獲得と維持の実態を表すリテンション率に着目するモデルへと移ってきています。

今回Localyticsの調査によって、以下のグラフが示す通り、2011年度のモバイルアプリ開発市場全体で、リテンション率が対前年比で19パーセント改善していることが判明しました。特にiPhoneとiPad用アプリは優れた実績を見せ、Androidに比べて52パーセントもリテンション率が高い結果が明らかになりました。

 

 

 

 

進化するアプリマーケティング

ほんの数年前までは、App Storeや旧Android Market (GooglePlay)において、アプリ開発者が入手できる有用なデータはごく限られていたために、アプリの総ダウンロード数程度しか成功指標として扱えるものがありませんでした。しかし次第に、アプリのダウンロード数をいくら増やしたとしても、ユーザがそれを実際に利用しているとは限らず、ダウンロード数が多いからと言って、必ずしもユーザを長期にわたって保有しているわけではないという実態が明らかになりました。

この状況を裏付けるレポートとして、昨年Localyticsでは、26%のユーザは1度しかアプリを使わないという調査結果を発表しました。しかし同時に、別の26%のユーザによって、初回利用後から合計10回以上アプリが使われ続けていることも分かっています。これらの結果は、アプリマーケティングの成功を表す指標が、アプリのダウンロード数から、やがてユーザのリテンションやLTV(顧客生涯価値)へと移っていくことを示唆しています。

今回の新しいレポートでは、2010年または2011年の第3四半期(3Q)の期間内に、モバイル端末でアプリを初回利用したユーザ同士の実績で比較を行いました。

まず、アプリが1度しか使われなかった割合は26パーセントから22パーセントへと推移し、15パーセント減少したことが分かります。さらに、10回以上アプリを使い続けたユーザの割合は、26パーセントから31パーセントへと増加し、19パーセント改善しています。

 

 

iPhone・iPadアプリがAndroidを圧倒

しかし当然ながら、全てのアプリが横並びで改善されるわけではありません。このユーザとリテンションの指標を掘り下げていくと、iPhoneとiPadのユーザは、Androidのユーザと比べて、52%ロイヤリティが高い事が分かりました。

実際のデータとしては以下の通り、ダウンロード後にアプリが10回よりも多く使われる割合が、Androidユーザが23%であるのに対して、iOSユーザは35%に上っています。また、アプリを1度しか使わない割合は、Androidが24%であるのに対して、iPhoneとiPadでは21%に留まっています。

 

 

 

 

各プラットフォームでリテンション率が改善するということは、マスマーケットあるいはニッチ市場のターゲットユーザに対して、多くの訴求力のあるアプリが生み出されるようになったことを表しています。また、利用者である一般の人も昨年に比べて経験を積み、事前に情報を仕入れてから、自分好みのアプリをインストールする習慣を持つようになってきています。

ここで、PiperJaffrayのレポートにおける、「Androidユーザは、47%が次もAndroid端末に買い替えると回答しているのに対して、iPhoneユーザの94%が、次もiPhone端末の購入を希望している」という結果に着目してみましょう。

例えばユーザがiPhone 3GSからiPhone 4Sに乗り換える場合、多くは所有しているアプリを再度ダウンロードするか、あるいは転送して新しい端末でも使おうとするでしょう。こうしたケースでは、データ上ではiPhone 4Sにおいて「新しいユーザ」がアプリを使い出したように見えても、実際にはiPhone 3GSでアプリを使い続けていたユーザが多く含まれている可能性があります。

そのため、端末を跨いでもユーザの再利用をより厳密に判別する必要がある場合には、アプリ固有のユーザ登録情報をアプリ解析のシステムに引き継ぐことが求められます。

 

 

調査方法について

Localyticsは、世界各国3億端末以上を解析している、iPhone, iPad, Android, Blackberry, Windows Phoneのネイティブアプリと、HTML5のWebアプリに対応したアプリ解析ツールです。このツールでは、アプリユーザの「獲得」を表す新規ユーザ数のレポートと、アプリユーザの「維持」を表す、新規ユーザのリテンション率の両面が計測できる点に特長があります。

今回の調査レポートでは、Localyticsのデータを用いて、2010年3Qまたは2011年3Qの期間内に、スマートフォンかタブレット端末で計測しているアプリを初回利用したユーザの実績を元に比較を行いました。リテンション率の指標は、それぞれ翌年3月15日までに、同一端末を用いてアプリを起動した回数をベースに算出されています。全ての結果には、国内外の利用状況が反映されています。

 

 

 

on 7月 17th, 2012平均利用時間の長いアプリは? ~ニュースアプリ、ゲームアプリの意外な結果~

起動頻度が高く、利用時間も多く、ユーザーとのエンゲージメントが高いアプリは何でしょうか。Twitter、Tumblr、PinterestをはじめとしたSNSアプリは、その代表的なアプリカテゴリとして考えられます。

 

しかし今回米国Localyticsの調査によって、こうしたSNSアプリ以上に、ファン数の増加や、ユーザーと継続的な関係を築く上で有効なアプリカテゴリが明らかになりました。これは、ユーザーエンゲージを目的とするアプリを開発する際に、価値ある調査結果といえます。

 

まず、Localyticsで解析する8,000以上のアプリのデータをもとに、月間平均利用時間を元に、様々なアプリカテゴリ別の比較を行いました。アプリの利用時間という、ユーザーエンゲージに最も重要なメトリクスに焦点を当ててデータを見ていくと、興味深い結果が得られました。

 

以下のレポートの棒グラフは、2012年1月から5月までの、Localyticsで解析するアプリカテゴリ別の1ユーザーあたりの月間平均利用時間を分単位で表したものです。

 

 

 

 

2012年5月のcomScoreのレポートによると、モバイルデバイス(モバイルアプリとモバイルブラウジングの合算)で月間利用時間が最も多いカテゴリは、ソーシャルメディアアプリとなっています。特に、モバイルアプリとモバイルブラウジングあわせたfacebookの平均利用時間は、ビジター当たり441分で、突出していることがわかります。それに続くのはTwitterで114分、続いてTumblr、PinterestそしてLinkedInという順番となっています。

 

なおこのレポートでは、総滞在時間に対するモバイルアプリ経由の割合が、Facebookでは82%、Twitterは97%と、それぞれ大変高くなっていることも注目すべき点です。

 

 

このcomScoreのレポートと、Localyticsの調査結果を重ね合わせると、ニュースアプリはFacebookに次いで2番目に平均利用時間が長く、Twitterをはじめとした他のソーシャルメディアと比較してエンゲージメントが強いカテゴリであることがわかります。また、エンターテイメント、ヘルス&フィットネス、スポーツや音楽アプリも月間の平均利用時間が70分を超えており、PinterestとTumblrの利用時間と同等、もしくは上回っています。

 

ユーザーと高いエンゲージを築くことができるのは、必ずしもSNSのアプリだけではないことがこのレポートから示唆されています。

 

 

 

ゲームアプリの意外な結果

 

SNSアプリともに、ゲームアプリは最も注目度の高いカテゴリです。ゲームカテゴリでは、日々多くのアプリが量産され、今や最大のカテゴリとなっています。しかし今回の調査結果では、月間平均利用時間は平均49分に留まり、他のカテゴリより短い傾向にあります。

 

したがって、ユーザーとのより発展的な関係を目的とするならば、広告主は人気があるからという理由でゲームアプリを開発するのは早計です。エンターテイメント、ヘルス&フィットネス、スポーツや音楽アプリなど、ゲームアプリよりも利用時間が長いカテゴリも考慮してアプリを企画立案するのが望ましいでしょう。

 

このレポートデータは、Localyticsで解析している3億以上のスマートフォンまたはタブレット端末の解析結果をもとにしています。Localyticsは、セッション平均時間、ユーザーリテンションなどのユーザーエンゲージメントの解析を、iPhone、iPad、Android、WindowsPhoneなどマルチプラットフォームのアプリに提供します。

 

 

 

Localyticsのエンゲージ分析で、できること。

http://www.localytics.jp/guide/measurement/engagement.html

 

 

 

 

 

on 7月 2nd, 2012モバイルアプリ解析とWeb解析の違い(第2回)

モバイルアプリ解析とWeb解析の違いについて2回に分けてご紹介しています。

 

第2回は、モバイルアプリ解析とWeb解析の計測の考え方の違いと、モバイルアプリ解析とWeb解析の統合についてです。

 

第1回「Web解析ツールを使ってモバイルアプリ解析を行う際の問題点について」の記事はこちらから。

http://blog.localytics.jp/?p=327

 

 

分析の中心は「ページビュー」ではなく、体験やエンゲージメント

モバイルアプリは通常、記事の購読、動画の再生、課金の発生など、ユーザーアクションを起点に設計されます。またアプリでは、Web解析のセッションタイムアウトよりも厳密に、利用開始、利用終了、(マルチタスクをはじめとした)利用中断などのセッション生成に関わる行動が定義されます。

さらに設計の自由度が高いモバイルアプリでは、ページビューではなく「スクリーン」(画面状態遷移)が、コンテンツの変化や切り替えの動作を表す基本単位となります。ハイパーリンクの押された回数や検索エンジンからの流入数、ページの表示回数などを標準指標とする伝統的なWeb解析とは異なり、モバイルアプリ解析では、アプリ内の体験(イベント)や、再利用率などのユーザーエンゲージメントを中心とした分析により重点が置かれます。

 

 

 

 

 

ユーザー数をカウントする識別子

モバイルアプリは接続元のユニーク端末数を計測するために、様々な固体識別子の利用手段が考えられます。端末の識別は、正確なユーザー数の計測やリテンション分析など、アプリの最適化に関わる重要な示唆を与えるものですが、同時にできる限り慎重に管理される必要があります。また代替案として、アプリ内で独自に端末固有の識別子を生成し、端末に保存して再利用する手段もあります。

こうした端末の識別子は、特別に保護され、暗号化された状況で利用されることが求められます。また、アプリの利用者に計測に関する同意を得る手段として、オプトインやオプトアウトの機会がエンドユーザーに提供できることが重要です。

 

モバイルアプリ解析とWeb解析の統合

多くのWeb解析ベンダーは、自前のソリューションをアプリにも展開できるように独自に機能拡張を行っていますが、そのほとんどは、単にWebの計測方式をベースにしたままライブラリファイル(SDK)を提供する状態に留まっています。従って、Web解析ツールを使ったアプリ解析には、以下のようなバックエンドのシステムに関する複数の問題が発生してきます。

・オフライン利用データがサポートされない

・端末側の一時保存や定期送信の方式が働かない

・端末側のタイムスタンプでセッションが生成されない

・過去分のデータを含めて再集計する仕組みがない

・Cookieに代わる識別子の問題

一方アプリに対してWeb解析ツールを導入する背景には、クロスチャネルの分析が求められている場合があります。モバイルアプリ解析ツールLocalyticsはこうしたクロスチャネル分析のニーズに対応するため、セッションデータへのアクセス手段を提供することで、サードパーティーのWeb解析ツールやキャンペーンマネジメントツールの連携にも対応しています。

 

モバイルアプリ解析ツールLocalytics、2ヵ月無料トライアル実施中!

http://www.localytics.jp/plans/

 

 

 

 

on 6月 27th, 2012モバイルアプリ解析とWeb解析の違い(第1回)

デジタルメディアを展開している企業にとって、Webサイトへの解析ツールの導入は一般的となっています。しかしモバイルアプリに対してWebサイトと同じの解析ツールをそのまま導入すると、計測の質に関わる様々な問題が発生します。本稿では、Web解析とモバイルアプリ解析の違いについて2回に分けてご紹介します。

 

第1回は、Web解析ツールを使ってモバイルアプリ解析を行う際の問題点、特にモバイルアプリの特有の動作環境、利用環境への対応の違いについてです。

 

モバイルアプリ特有の動作環境への対応

モバイルアプリは端末依存度が高く、Webサイトでは不可能なデバイスAPIへの接続、アプリ固有の保存領域の利用、リソースファイルへのアクセスなどが実行できます。またモバイルアプリ解析では、このようなアプリ固有のAPIに接続することで、個別にページタグを貼り付けていくことなく、端末の詳細情報やロケーション情報、端末の傾斜やセッションの継続時間などを計測できるようになります。

Webベースの解析ツールでは、こうしたアプリの利用に関わるデータの多くが欠落しています。そのため時間や費用をかけてWeb解析ツールをアプリに導入しても、不正確で不十分なレポートとなる恐れがあります。

 

オフライン利用環境への対応

モバイル端末は、利用環境に制限がないことが特徴です。そのためアプリ解析には、どこからでも、またネットワークに繋がらなくても動作するモバイルアプリの特性を踏まえて、端末のバッテリー持続時間に悪影響を与えずに正確な計測を行うことが求められます。

モバイルアプリ向けに最適化された解析ツールは、端末のローカル保存領域に計測データを一時的にキャッシュし、圧縮されたログデータを特定周期で定期送信する仕組みになっています。解析ツールを通じて収集された操作ログは、データの送信時刻ではなく実際の操作時刻でタイムスタンプに記録され、過去分を含むデータを定期的に再集計することで、正しい時刻のアクセスログがレポート画面に反映されるようになっています。

 

 

 

Web解析に慣れ親しんだ方にとって、web解析ツールでモバイルアプリも解析できれば便利ではあります。ただ、そのツールの仕様や使い方によっては計測が正確でなくなってしまう現状があります。

 

次回、第2回は、web解析とモバイルアプリ解析の計測の考え方の違いと、モバイルアプリ解析とWeb解析の統合についてです。

 

モバイルアプリに特化した解析ツールLocalyticsの特徴はこちらから。

http://www.localytics.jp/detail/

 

 

 

 

 

on 5月 22nd, 2012ラジオアプリの解析と最適化

アプリでラジオをいつでもどこでも聞ける時代に

 

ご存じの通りスマートフォンが普及したことで、お気に入りのラジオ局をポケットに入れて持ち歩ける時代になりました。いまでは日本でも様々なラジオアプリが登場しています。ラジオのリスナーにとって素晴らしい環境が整ったと言えるでしょう。

 

Localytics社の調査によると、ラジオアプリの使用率は直近12ヶ月間で33パーセント増加しました。iPhone、iPadやAndroidなど、進化したモバイルデバイスの登場で、ユーザーは事実上いつでもどこでも即座にラジオに聴くことができるようになりました。デバイスのアクセシビリティと利便性がリスニング時間を増加させ、従来のリスナー層や放送範囲を超えてラジオが広まるキッカケになっています。

 

 

どこでも聞けるラジオの利便性

 

米国Techsurvey8の調査によると、北米全体で5万7千人以上のラジオのリスナーのうち、 その半分以上が現在スマートフォンを所有し、さらにその 70%以上の人がラジオアプリをダウンロードしています。

また「好きなラジオアプリはどんなアプリか?」との問いに対しては、半分以上のリスナーは、多くの機能があってカスタマイズできるアプリを選んで使っていることがわかりました。

 

アプリをダウンロードしていれば、スマートフォンやタブレット端末を立ち上げて、WiFiや3Gなどのネットワークを介して音源をストリーミングします。これらのネットワークのどれが使用されているかを把握すればアプリを改善するためのヒントを得られるでしょう。

Localyticsの分析レポートの1つの機能として、アプリがどのネットワークで使用されているかレポートできます。

 

また、Localyticsでグローバルに測定された約500のラジオアプリの使用実績を調査したところ、セッションの42%がWiFiを介しての利用となっていました。セッションの残り58%は、3Gなどのモバイルネットワーク上でした。

これはつまり、リスナーは家庭、職場や地元のスターバックスなど特定地点のWiFiネットワークを使用してラジオを聴いている可能性が高いということです。

 

セッションの残り58%は、3Gなどのモバイルネットワーク上でした。モバイルネットワーク上でストリーミングが行われているということは、自宅からのアクセス、またはそれ以外のリスナーは歩行中だったり、自転車や車を運転している、通勤しているなど、外出先でラジオを聴いているということになります。

先述したように、リスナーはラジオアプリを選ぶ際に「機能が充実していること」を最も重要視しています。ですから、多くのリスナーがアプリを外出先で使う可能性が高いということが分かれば、外出先で使用する機能を検討、強化した方が良いという気づきが得られます。

 

(参考)

Arbitronのレポートによると、最近の携帯電話所有者の17%がカーステレオにスマートフォンを接続し、自分の車でラジオを聴いていることも分かっています。

 

 

 

 

 

もちろんラジオ局などのラジオアプリの提供会社は、常にリスナーとエンゲージするための新しい方法を探しています。ラジオアプリの解析は、アプリのサービスを向上させるのに役立つだけでなく、ラジオ局にリスナーとエンゲージするための素晴らしい気づきを提供してくれます。

 

米国屈指のラジオ放送局Entercomのティム·マーフィーはこう言います。

ラジオアプリの登場でリスナーはデバイス上にラジオを持ち歩くようになりました。自宅やオフィスで、電車や車の中で私たちがラジオに耳を傾けることができるという利便性は、もちろんリスナーにとって嬉しいことですし、一方ラジオ局にとっても今まで捉えづらかったリスナーの特性を掴むことができるようになります。これは双方にとって素晴らしいことです。

 

(参考)

米国で一般的な携帯電話の料金プランでは、通信可能なデータ量は月間2GBほどと限られています。ラジオをだけを聞いていても約70時間聴けばデータキャップを超えてしまいます。

それにもかかわらず、Pandoraのレポートによると、リスナーは平均で月間18時間もラジオを利用していました。

 

 

ローカルリスナーにも放送圏を超えてエンゲージする


Mark Kassof and Companyの調査によると、ほとんどのラジオのリスナーは、お気に入りのラジオ局があり、その局をリピートして聞いています。

スマートフォンやタブレットのアプリであれば、ローカルラジオを離れた地域でも聞けるようになるので、リスナーの満足度を向上させ、彼らが行く場所に関係なくそのラジオ放送とエンゲージするための手段を提供します。

すなわちアプリは、そのラジオ局の放送圏に関わらず、リスナーにラジオ放送を届けることができます。

 

Localyticsの地域分析機能では、アプリが使用されている場所のレポーティングをリアルタイムに提供します。

Localyticsの調査では、ユーザーの46%が地上波放送範囲外にある地域で聞いていることがわかっています。つまり今まで放送圏外だったユーザーがラジオを聴いている(新規リスナー)か、もしくは既にリスナーになっている人が放送圏外でアプリを利用していることになります。

 

 

 

 

 

また逆に、これは地上波ラジオアプリのリスニングの半分以上は、ラジオ局の従来の放送圏内の場所で聞かれていることを意味します。

放送圏内でも、ラジオの通信がまばらである場合、スマートフォンアプリの方が便利であることもあります。ラジオ局はスマートフォンのアプリに対応していくことで、リスナーが放送圏内、圏外のどちらにいるかに関わらず、より多様かつ柔軟なサービス体験を提供することができます。

 

 

ラジオアプリの分析と最適化

アプリのユーザー行動を分析することで、リスナーがどんなものに興味があり、どのコンテンツがエンゲージメントを促進するかなど、いままでラジオ局が手に入りづらかったデータが手に入ります。これらのデータを解析することでラジオ局はかつてないほどそのリスナーの特徴や洞察を得ることができます。

Localyticsのアプリ解析プラットフォームを実装すると、ユーザーが、どのくらいの時間、どのくらいの頻度で、そしてどのくらいロイヤルなのかがわかりますので、例えばアプリの設計、コンテンツデザイン、広告の配置など、アプリ内を最適化するためのベストプラクティスを発見することを助けます。

ラジオアプリの登場は、リスナーにも、放送局にもベネフィットをもたらしています。この新しいメディアを活用していくことでの、「ユーザー」と「アプリ提供社」の双方がメリットを見いだした一つの好例と言えるでしょう。

 

Localyticsのお問い合わせはこちらまで

Localyticsチーム : localytics@dac.co.jp

 

webで解析デモ公開中!

http://www.localytics.jp/demo/